学業と地域貢献の両立。愛犬とともに目指す「嘱託警察犬」への挑戦

 キャンパスで学業に励む傍、地域の安全を守る「警察犬指導手」を目指して訓練を重ねる本学薬学部2年の佐藤友杏さんの取り組みをご紹介します。(取材:2026年9月17日)

 きっかけは愛犬との出会い。現在は3頭のパートナーと訓練に励む 佐藤さんが指導手を目指すきっかけとなったのは、家族の知人から譲り受けたラブラドール・レトリバーでした。その愛犬2頭が「嘱託警察犬」の血筋であることを知ったことから、本格的な訓練の道へ。さらに今年7月にはシェパード1頭を新たに迎え入れ、現在は3頭のパートナーとともに、遺留品の発見につながる「足跡追及」などの実践的な練習を重ねています。

 学業の傍ら、地元の訓練所で技術を磨く日々 大学の講義が早く終わった日は、そのまま地元・八戸にある「外和警察犬訓練所」へ向かい、グラウンドで汗を流します。

 佐藤さんは訓練への姿勢について、次のように語ってくれました。 「犬にもそれぞれ個性があり、楽しいと感じるタイミングも違います。犬自身が楽しんで持続的に練習できるよう、11頭としっかり向き合うことを心がけています」

 温厚で聡明な愛犬たちも、訓練に入ると一転して凛とした表情を見せます。広大なグラウンドで指示を的確に聞き分け、集中して足跡を追う姿は頼もしさに溢れています。「学業との両立は大変ですが、愛犬とともに地域社会へ貢献したい」という強い思いが、日々の原動力となっています。

 地域を守る「嘱託警察犬」とは 警察犬には、警察が直接所有・育成する「直轄警察犬」のほかに、一般市民が飼育・訓練する「嘱託警察犬」という制度があります。普段は一般家庭で暮らしながら、事件の捜索や行方不明者の発見など、警察からの要請を受けた際に出動して捜査活動をサポートします。

 目標は来年6月の嘱託審査会 現在、来年6月に開催される「嘱託警察犬審査会」の合格に向け、より高度な訓練を行っています。臭いを頼りに人物や物品を割り出す「臭気選別」や「足跡追及」、指導手の指示に正確に従う「服従訓練」など、本番を見据えた高水準なアプローチが続いています。

 夢に向かって愛犬とともに歩む佐藤さんの挑戦に、今後とも温かいご声援をお願いいたします。