「幸畑プロジェクト」団地のまちあるきでスタート

青森大学社会学部の「社会調査実習」(選択科目、担当・櫛引素夫ソフトウェア情報学部教授)の2026年度の授業が始まりました。同実習は青森大学が進めている「幸畑プロジェクト」の柱の一つです。

5月12日、大学を囲んで立地する幸畑団地で「まちあるき」を実施し、地域の景観の読み取り方や団地の特徴について学びました。

社会調査実習は3年生が対象で、社会学部で取得できる「社会調査士」資格の最終関門と位置付けられます。社会調査の企画から実施、報告書の作成、報告を行うまでのプロセスを体験します。

「幸畑プロジェクト」は青森大学が2013年度にスタートさせた、交流をベースに教育・研究・地域貢献を進める取り組みです。これまで団地内の空き家・空き地調査、移住者調査、防災意識調査など、多彩な調査を実施し、結果を幸畑団地まちづくり協議会など地元の方々に還元してきました。

まちあるきには5人が参加し、団地内の標高差が50mに及ぶこと、持ち家・貸し家の一戸建てと集合タイプ・戸建てタイプの公営住宅が入り混じっていること、地区によっては近年、子育て世代が増加したこと、建築年代によって一戸建ての外観が異なることなどについて説明を受けました。

また、幸畑団地地区まちづくり協議会の張山英和・事務局長や、清酒「幸畑」、「青森大学」などの開発・販売を通じて協議会の活動に貢献している「酒のタカハシ」の高橋誠治さんらと歓談しました。

学生からは「新築の住居が増加しており、統計のデータからは読み取れないこともあると気づいた」、「坂道が多くて大変だった」、「初めて団地の奥に入り、意外な景観に驚いた」といった声が聞かれました。