総合経営学部3年石山ゼミでは、前期はとくに「青森県内自治体史編さん事業と地域振興」をテーマに論文講読やレジュメ発表などに励んでいます。
担当教員である石山が編集委員をつとめる『中泊町史』は、ちょうど昨年度編さん事業がスタートしたばかり。
さっそく中泊町という地域の様相を直接確認してみようと、2026年6月28日、小泊地域(旧小泊村)の巡見に行ってきました。
まずは下前地区にある「徐福の里公園」へ。
徐福は、秦の始皇帝の命で不老不死の仙薬を求め小泊に渡来したと伝えられる人物。
この伝説には中国から来たゼミ生のラウさんもさすがに驚きを隠せない様子でした。
もちろん小泊の食についてのリサーチも欠かせません。
小泊で水揚げされた津軽海峡メバルの「中泊メバル膳」をいただきながらふと目の前の折腰内ビーチのほうに目をやると、水平線にぽっかりと浮かぶ松前小島が。
江戸時代には、この小泊などから多くの津軽の民衆が「ヤン衆」として松前・蝦夷地に渡ったのですが、やはりこの海の道が人々の往来を支えてきたことをあらためて実感させられます。
そして小泊は、旧金木町出身の作家・太宰治の自伝的小説「津軽」のクライマックスの地。記念館では、子守役だった越野タケさんと太宰の再会シーンに私たちも立ち会うことができました。
長らくこの小泊の地に暮らしてきた先人たちに思いをはせながら、日本海からの風を素肌で感じ、潮の音に耳を澄ませ、そして豊かな恵みまで堪能した、有意義な1日となりました。
引き続き後期には中泊町中里地域への巡見を予定しています。