オープンカレッジ市民大学講座(第13講)「吹雪の惨劇」~八甲田山雪中行軍遭難 事件~

市民大学講座(第13講)が9月7日、アウガ5階研修室で開かれた。受講者63名が出席した。「吹雪の惨劇」~八甲田山雪中行軍遭難事件~をテーマに、八甲田山雪中行軍遭難記念館ガイドの加藤幹春氏が講師を務めた。
加藤講師は、雪中行軍の目的となった時代背景について詳細に説明した後、訓練状況をリアルに語った。行軍の小峠では、体感温度は-23℃位になっていたであろう、そのため食料の凍結により食事が取れなかったなど。また、この遭難の捜索は師団挙げて行う一方、アイヌ捜索隊も大きな役割を果たした。
193名の凍死という世界山岳史上類のない遭難の原因は、雪ではなく風力による寒さの脅威であろうと加藤講師は述べていた。当時の取締委員会は、この遭難の原因を「天候の急変」によるとした。

>資料請求

資料請求

本学への入学を検討されている方、および本学の入試に関して詳細を知りたい方のために、学校案内・入試資料(無料)をご用意しております。