2021年度の青森大学社会学部の授業「社会調査実習」(選択科目)が、4月21日に始まりました。
今年も、青森大学に隣接する幸畑団地などをフィールドに、調査を展開します。
同実習は、希望者が取得する資格「社会調査士」の最終関門となる科目で、履修者は調査を企画、実施した上に報告書を執筆し、さらに報告会を開催します。
昨年は新型コロナウイルス感染症の影響などで、履修者や調査の期間・範囲が限られましたが、今年はソーシャル・ディスタンシング確保など感染防止策に配慮し、4月早々にスタートしました。
同実習はこの数年、青森大学が2013年度から進めている、交流をベースとした教育・研究・地域貢献プロジェクト「幸畑プロジェクト」の柱となっており、毎年、団地の現状や住民の意識に関するさまざまな調査を実施しています。
やや風が強いながら、快晴の空の下、学生たちは1時間半にわたって、桜が咲き誇る公園や街並みを眺めながら、団地の形成と現状に関するさまざまな情報を、熱心にメモしていました。
途中、多くの住民の方から「頑張って下さい!」と声を掛けられたほか、昨年12月に家を新築して東京から移住してきたばかりの方と会話を交わす場面もありました。