櫛引ゼミが、NHK青森の馬淵川防災フィールドワークに参加

NHK青森放送局は、豪雨の際などに、「危険な地域に住む方々へ速やかな避難を呼びかける言葉」の検討を進めています。

この取り組みの一環として5月31日、社会学部・櫛引ゼミの学生2名が、岩手県から青森県へ流れ、八戸市で太平洋に注ぐ馬淵川(まべちがわ)流域で開かれたフィールドワークと意見交換会に参加しました。

フィールドワークと意見交換会はNHK青森放送局が主催し、国土交通省青森河川国道事務所、青森地方気象台、青森県県土整備部、三八(さんぱち)地域県民局などの方々がフィールドワークに参加しました。また、意見交換会には八戸市や南部町の職員、さらに流域の自主防災組織の方々らも加わりました。

フィールドワークでは、馬淵川に架かる南部町の剣吉橋、八戸市の櫛引橋、大橋、そして水害防止のため住宅地をかさ上げした南部町の四反田地区の4カ所を視察しました。

国土交通省や青森県の担当者、八戸工業大学の佐々木幹夫名誉教授(河川工学)が案内役を務め、馬淵川はダムがないため大量の土砂が流れていること、川底を掘り下げる工事を毎年行っていること、川幅や護岸の状態によって流れの速さが違い、基準となる地点が大橋であること、などを解説しました。

また、県境を挟んでいることで、上流に降った大雨の情報が意識されず、雨がやんだ後で川が増水して、避難が遅れる可能性があることなども報告されました。

意見交換会では、「どうしても避難勧告に従わない人、増水した川の様子を見に行ってしまう人がいる」、「独り暮らしの人などの状況は、町会として把握している」といった報告がありました。

フィールドワークと意見交換会は、2020年7月に岩木川で実施された取り組みに次いで2度目。
櫛引ゼミからは2年続けての参加となりました。

当日の模様は6月9日、NHK青森の「あっぷるワイド」で紹介されました。

 

 

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