団地の現状を景観から学ぶ (社会学部「社会調査実習」)

青森大学社会学部の「社会調査実習」(選択科目、担当・櫛引素夫教授)の本年度授業が4月、スタートしました。
中旬には、対象地域となる大学周辺の幸畑団地で「まちあるき」を実施し、「景観から何が学べるか」を考えました。

社会調査実習は、「社会調査士」資格の取得に必須の科目で、最終関門ともなります。調査を企画、実施して報告書を執筆し、さらに報告会を開くという一連の流れを学びます。

青森大学が2013年度から続けている、交流をベースとした教育・研究・地域貢献プロジェクト「幸畑プロジェクト」の受け皿でもあり、調査実習を通じて団地内の空き家の状況、住民の意識、安全・安心、そして「幸畑ねぶた」の運営などに関する知見が蓄積されてきました。
2023年度は10人が履修し、学生たちは2班に分かれて団地の状況を確認しながら、団地を拠点に活動する青森市の移住コーディネーター・黒竹健司さん、幸畑団地まちづくり協議会の張山喜隆・運営委員長らと意見交換していました。

本年度は団地内の空き家や新築の家の分布などを調査する予定です。

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