青森大学社会学部・櫛引ゼミの学生らが10月12日、今別町立今別小学校(木村佳嗣校長)の6年生5人と、初のオンライン交流会を開きました。
青森大学生のチームが2020年、「JR津軽線プロジェクト」と題し、沿線の外ヶ浜町・今別町の振興と津軽線の利用促進を模索する活動を開始しました。
短編動画を3本制作するとともに、沿線の人々やJR東日本社員を取り上げた「ガニ線カード」(津軽線に関わる8人が、津軽線への思いなどを語っているカード)を制作しました。
そのメンバーのうち、櫛引ゼミに所属する学生らが本年度、「ガニ線カード2021」の制作を進めています。
9月に今別町をリサーチに訪れた際、今別小学校に立ち寄って成田和弘教頭と懇談し、オンライン交流会の企画が持ち上がりました。
同交流会は、鈴木悠太教諭の司会で進行しました。
今別小学校の子どもたちは「今別町に来たことがありますか?」、「大学生は何時から何時まで学校にいるのですか?」などと質問し、学生らが「行ったことがあります。自然が豊かな今別町が大好きです」、「大学の授業は90分で、授業のある時間帯だけ大学に行きます」などと答えると、歓声を上げたり、驚いたりしていました。
学生からは「子どもと防災との関わりを研究しているのですが、どんな知識がありますか?」、「どんな遊びをしていますか?」といった質問があり、災害について一緒に学んだり、将棋の楽しみ方を覚えてはどうか、といった提案が出ました。
今別小学校は全校児童32人全員にchromeブックを配付するなど、IT教育やネット活用に力を入れており、櫛引ゼミと今後も交流を深めていく方針です。