ソフトウェア情報学部の学生が青森商業高校文化祭でデジタルサイネージの研究に関する実証実験を実施しました。
ソフトウェア情報学部ではここ数年、青森商業高校の課題研究グループと共同によるデジタルマーケティングの研究として、青森市の老舗和菓子店である甘精堂本店のプロモーションと認知度向上に取り組んでいます。今年度は青森商業高校の文化祭で高校生グループが甘精堂の洋菓子部門の看板商品である「ザッハトルテ」の販売に取り組むこととなり、リンクステーション株式会社の坂本知英氏の指導を仰ぎながら、高大連携の体制で準備を進めてきました。
10月6日の文化祭当日、この販売ブースの誘導にデジタルサイネージを活用し、効果測定の実証実験を実施しました。
デジタルサイネージとは、液晶ディスプレイや大型ビジョンなどを用いた電子掲示板や電子看板のシステムで、近年多くの商業施設や公共施設などで導入が進んでいます。今回はソフトウェア情報学部でデジタルサイネージをテーマに研究に取り組んでいる高橋実久さん(4年生)が高校生の販売内容に合わせたコンテンツを作成、液晶ディスプレイによるデジタルサイネージと測定用カメラをブース前に設置しました。
当日の高校生のブースでの販売は予想を上回り、すべての商品を完売、課題研究としては十分な成果を達成することができました。今後は高校生による販売実績とアンケート調査に加え、カメラで測定した人々の行動を分析、追跡し、デジタルサイネージの効果検証に取り組む予定です。