7月15日、青森大学の授業「キャリア特別実習」で、青森労働局の角井(かくい)伸一局長が講話し、就職先を選ぶ際の着目点、働くことの意義などを解説しました。また、青森と東京の賃金収入・支出の関係を比較し、両者の差には大きな違いがないという分析結果を述べました。
青森大学は労働局との連携を展開しており、角井局長の講話は2025年に続き2回目です。キャリア特別実習は、総合経営、社会、ソフトウェア情報の3学部の1~4年生の合同授業として、青森・むつ両キャンパスをオンラインで結んで開講しており、約60人の学生が参加しました。
角井局長は、青森県の人口減少が急速に進み、特に高卒者の県内就職率が男女ともに全国ワーストレベルである実態を紹介しました。しかし、東京と青森の給与所得と支出を比べると、東京は給与が高い一方で住居費や教育費などの支出も大きいため、住宅ローンを考慮すれば青森の方が余裕を持てる可能性もあると結論づけました。
また、就職後3年以内に離職する若者が全国・青森県とも3割以上に達し、特に青森県の高卒者は4割を超える現状を示して、「ミスマッチを防ぐためには賃金、休暇、福利厚生、社内の雰囲気、自己の成長とやりがい、という5つの項目を重視してほしい」と強調しました。そして、大学での勉強に加え、「趣味や推し活でも良いので、何かにのめり込むこと」を勧め、その理由に、就職活動での自信につながることを挙げました。
若手職員を交えた質疑では、「青森市における女性のダイバーシティ(多様性)」を研究している学生から関連する取り組みを問われ、女性が働きやすい企業に関する「えるぼし認定」の制度などが紹介されました。また、「期限ギリギリでないと動かない癖を直したい」という悩みには、角井局長は「後でやろう、と考えると忘れてしまうため、メールの返信などは来た瞬間に反応する習慣を身に着けている」と答えていました。
講話は、県議会議員、経済団体職員、雇用・労働関係者らも見学し、青森テレビでニュースとして紹介されました。




