令和元年7月27日(土)、秋田県大館市と青森大学の共催による「薬剤師体験セミナー」を開催しました。今年で6回目となります。
大館市の中学校・高等学校を通じて参加者を募集したところ、中学生12名、高校生7名の参加者となりました。
昼食及び薬剤師との懇談には、大館市で活躍されている薬剤師3名にご協力頂き、活発な話し合いがもたれました。 参加した皆さんの、進路選択の幅が広がったかと思います。
中学生、高校生ともに修了式を行いました。
そして、薬学部の学生10名(6年生4名、5年生6名)が協力しました。学生にとって、大変だったかと思いますが、良い経験になりました。
中学生メニュー
1. ペーパークロマトグラフィー
2. 生体成分(唾液アミラーゼ)の意義
3. 昼食&地域薬剤師トークタイム
4. 食品中の生体作用物質(茶葉カフェイン)の単離・同定
高校生メニュー
1. アスピリンの合成・定性分析(塩化鉄(III)試液)・純度分析(薄層クロマトグラフィー)
2. 昼食
3. アズノール軟膏の調製と20%サリチル酸ワセリン軟膏の調製
4. 地域薬剤師との座談会
秋田県も、青森県同様に地域医療を担う薬剤師が不足しており、青森大学薬学部は北東北エリアの薬剤師養成機関であります。
大館市と大学および地域薬剤師が連携して(官学連携)、未来を担う中高生に対し、このような地域貢献セミナーを実施しております。