青森県を代表する新聞・東奥日報(とうおうにっぽう)と青森大学が、連携してメディアに理解を深める特別授業「新聞プロジェクト」が2021年11月、4週連続で実施されました。
学生たちは、記者やネット担当者など、情報の送り手の肉声に触れて、ニュースの意味や情報を正確に伝えることの意義を考えました。
上写真:三浦博史・販売局次長の解説を聞く学生
「新聞プロジェクト」は、社会学部の後期の選択科目「メディア論」(担当・櫛引素夫教授)で実施されました。
東京キャンパスの留学生を含む約60人の履修者が、オンラインと対面を組み合わせたハイブリッド形式で受講しました。
上写真:小橋徹・報道部記者
編集局報道部で県政を担当する青森大学社会学部OBの小橋徹記者、生活文化部の高田春菜記者、メディア局の平野陽児次長、販売局の三浦博史次長がゲストスピーカーを務め、取材の際の心構え、記者の役割、ネットやSNSへの取り組み、新聞を読者に届ける営みの大切さなどを解説しました。
上写真:高田春菜・生活文化部記者
学生たちの多くは「紙の新聞」に触れる習慣がありませんでしたが、「スマートフォンに頼り切りの暮らしは危うい」、「紙の新聞の必要性が分かった」、「文章で大切なのは分かりやすいことだと学んだ」、「人が人に情報を伝えることが重要だと感じた」、「もっと若者向けの紙面にしてほしい」といった感想が聞かれました。
また、留学生からは「新聞は文字が多く、縦書きだと読むのが大変」などの声も上がっていました。
上写真:平野陽児・メディア局次長