2026年7月3日、地域貢献演習Kクラスはハンセン病療養所松丘保養園を訪問し、療養所の建物や石碑をデジタルアーカイブ化した映像をもとに、入所者の方へのインタビューを実施しました。
地域貢献演習Kクラスでは、昨年度から継続して「社会的記憶の継承―過去から未来へ―」をテーマに活動しています。この取り組みでは、社会全体の課題である差別や偏見を二度と繰り返さないために、デジタル技術を活用して何ができるのかを探究しています。具体的には、ハンセン病療養所松丘保養園の歴史や文化を後世に伝えるため、学生が療養所内の建物や石碑、豊かな自然を撮影し、3Dデータ化や映像制作を行っています。これにより、現地の空間や雰囲気を臨場感とともに記録し、デジタルアーカイブとして保存しています。
昨年度の履修学生は、取り壊しが決まっていた療養所の一部建物の内部を360度カメラで撮影し、失われる前の姿をデジタルアーカイブとして残しました。療養所に残る建物や石碑、自然には、一つひとつに入所者の方々の暮らしや思い出、そして長い年月の記憶が刻まれています。そのため、本年度はデジタルアーカイブに加え、入所者の方へのインタビューを通して、生活の様子や当時の思い出、未来へ伝えたいメッセージもあわせて記録する活動に取り組んでいます。
デジタル技術を活用して地域や社会が抱える課題の現実を記録し、その記憶を未来へ継承することは、地域への貢献であるとともに、差別や偏見のない社会づくりにつながる大切な取り組みです。地域貢献演習Kクラスは、これからも「社会的記憶の継承」を通して、地域と社会に貢献する活動を続けていきます。



