青森大学(総合経営学部フィールドツーリズムコース)は、2025年5月7日、特定非営利活動法人リーブノートレイスジャパンと世界基準の観光業従事者・野外指導者養成に関する連携協定を締結しました。この協定は青森県内団体として初の試みで、地域や観光業界からも大きな注目を集め、地元メディア3社に取材いただく成果となりました。
リーブノートレイス(Leave No Trace)は、自然環境への影響を最小限に抑え、アウトドアを楽しむための世界的な環境倫理教育プログラムです。この連携により、青森大学の学生は国内外で通用する環境保全の知識と実践力を身につけ、自然資源を守りながら観光産業を支える人材として成長することが期待されています。
青森県は、白神山地や八甲田山、陸奥湾など豊かな自然資源に恵まれ、観光は地域経済の成長産業として重要な位置を占めています。しかし近年は、観光客の増加とともに自然環境への影響が懸念されるようになりました。青森大学はこうした課題に向き合い、持続可能な観光のあり方を探究し、自然と共生する観光開発を担う人材を育成することを使命としています。
今回の協定をきっかけに、学生たちは実践的な野外研修や指導者育成プログラムに参加し、環境保護の最前線で学ぶ機会が広がります。さらに大学では、SDGs(持続可能な開発目標)やGX(グリーントランスフォーメーション)などの横断的な学びを提供しており、フィールドツーリズムコースの学びは他学部との連携も活発です。
青森大学総合経営学部フィールドツーリズムコースは、自然を愛し、地域を大切にする次世代の観光人材を求めています。自然の中で学び、世界を舞台に活躍する未来を一緒に描いてみませんか?皆さんの挑戦を、心からお待ちしています。
2024年08月29日-30日養成プログラム(体験型観光事業論Ⅱ)と2025年5月7日協定締結式の様子