アイデア生産能力を獲得! 三内丸山遺跡プロジェクト進行中

コミュニティ創生コース2年生の必修科目「コミュニティ基礎演習Ⅱ・工藤クラス」(担当:工藤雅世教授)は今年度、三内丸山遺跡プロジェクトに取り組んでいます。一般社団法人・三内丸山応援隊(代表理事・一町田工氏)とのコラボレーションによるものです。

三内丸山遺跡は、今から約5900年前~4200年前の縄文遺跡。縄文時代のイメージを変えた遺跡で、2021年7月には、北海道・北東北の他の縄文遺跡と共に、世界文化遺産に登録されました。

(上写真 三内丸山遺跡でボランティアガイドの説明を聞く学生)

三内丸山遺跡プロジェクトのゴールは、同遺跡の「見えない価値」(「中心価値」と言います)を探り、その価値を表現するミュージアム・グッズ(同遺跡に関するグッズ)を開発することです。
グッズの購入者に同遺跡のファンになっていただき、他者に同遺跡の魅力を語っていただく。そのようなグッズの開発を目指しています。

(上写真 三内丸山応援隊・代表理事方とのミーティング)

一連の実践は、「近代マーケティングの父」と称される世界的に有名な学者、フィリップ・コトラーの理論に基づいています。マーケティング*)は「より多くの人のために、より良い世界の構築を目指すもの」と、コトラーは言っています。

*)マーケティングとは「個人・組織・社会にとって価値あるものを創造し、伝え、交換するための活動・制度・過程」(アメリカ・マーケティング協会などによる定義に基づく)のことです。

(上写真 グループワークをする学生)

実は、同プロジェクトの隠れた目的は、物事などの背景にある意味を理解する能力と、アイデア生産能力を学生が身につけること。
この二つの能力は人間ならではのもので、進展するAI社会を生き抜くために、いっそう求められる能力、と言われています。

成果の報告までもう少し。春休みに入った今も、学生は活動を続けています。

 

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