社会学部4年生のキャリアレポート(1)

豊嶋姫明咲 (とよしま・ひめか) さん

  • 社会学部社会学科 4年(コミュニティ創生コース)
  • 出身高校:青森山田高等学校(青森県)
  • 内々定先:物流業

【この仕事を選んだ理由・魅力・やりがい】

私は幸いなことに、第一志望の企業に採用されることになりました。メーカーから消費者までをカバーする総合物流企業を選んだ理由は3つあります。一つ目は、青森大学の先輩が活躍している大企業で自分もバリバリ働いてみたいこと、二つ目は、アルバイト先がスポーツ用品の物流企業だったからです。なので、商品の流通の仕事の仕組みややりがいもイメージできていました。

3つ目の理由は、余裕を持って奨学金を返済するためにも、給与や福利厚生が充実している企業に入りたいと思ったからです。さまざまな企業の採用条件を比べてみて、青森大学の先輩が作った就職ルートに、自分も乗せてもらえて本当に良かったと思います。

【大学で学んだこと・学生時代】

大学で一番力を入れているのは社会貢献活動です。2年生までは、講義に出席して単位を取るのが勉強でした。ところが。3年生になると、専門ゼミの先生に「地域社会の課題を見つけて、解決策を考えて実行してください」と言われ、自分から動くことが勉強になりました。

そこで、地域の障がい者に会って困りごとを聴こうと決めて、障がい者施設を次々と訪問しました。福祉の専門家やゼミ以外の学生たちの協力もあって、障がい者が気楽に交流するイベント「語り合おう・私の気持ち・あなたの想い」が始まりました。この活動で試行錯誤した経験が、就職の面接でも評価してもらいました。今は第2回イベントの準備を進めています。

【就職活動・大学のキャリア支援】

私は2年生で就職活動が何もできていませんでした。専門科目の授業とアルバイトで心の余裕がなくなっていたからです。2年生の終わりに3年生の専門ゼミの配属がきまり、ゼミの先生たちに「まず、就活の軸を決めなさい」と言われました。3年の4月に、就職の軸を「県外安定企業・高収入」としました。卒業後に奨学金返済で苦しみたくないからです。

「就活の軸」に見合う第一志望は、4年生や卒業生が入社する企業に決めました。ところが、ゼミの先生との「自己分析」「志望動機」などで時間がかかり、3年夏のインターンシップに参加できませんでした。12月に第一志望の企業見学に行って、企業の方々からお話を聞けたことが決め手になりました。人事課長や青大出身の若手社員と交流して、この人たちと一緒なら、仕事していけそうな気がしてきたためです。

面接練習はとても厳しいものでした。大学のキャリア支援課のスタッフと採用が決まった4年生の先輩たちに、入退室動作・声出し・設問に対する回答ではダメだしの連続でした。しかし、この練習が本番では役立ちました。集団面接でも、笑顔で張りのある声で自分を語ることができました。内々定を獲得するためにサポートしてくれた、キャリア支援課もスタッフと4年生の先輩方に感謝しています。これが青森大学のキャリア支援の強みだと思います。

【大学・学びの視点・高校生へのアドバイス】

卒業後の就職を一番に考えて、大学・学部を選んでも良いと思います。私の場合、友人が大学進学するならそうしようという程度の高校生でした。でも、大学在学中にキャリア形成や就職活動を親身にサポートしてもらったので、自分が納得できる企業に就職することができました。

たしかに、特別な資格や能力があるかどうかチェックする企業もありますが、学部・学科不問という企業が圧倒的に多いのが現実です。もし、高校生の皆さんが大学選びの基準がよくわからないなら、キャリア支援が充実している大学・学部をお勧めします。きっと、自分の将来を考えながら、大学生活を楽しむことができると思います。

青森大学 広報室
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