新年のあいさつ

新年明けましておめでとうございます。

新年を迎えるにあたり、皆様には一年の始まりの節目として、気持ちを新たにされていることと思います。
昨年は、2022年のロシアのウクライナ侵攻に続いて、イスラエルとパレスチナの戦争や北朝鮮や中国との緊張感の悪化など、これまでにない国際情勢の大変化が起きました。このような変化は、日本に国としての対応が求められるだけでなく、大学教育にも大きな影響を及ぼしています。今年も将来の見通しが非常に困難な状況が継続していくことが予測されます。これからの社会を担っていく若い人たちには、現実を見つめ、自分の人生の成功のために必要な危機管理に関する学修に力を入れて頂きたいと思っております。その上で、明るい将来に向かい自分自身の人生をきり拓いていくための知識・技能に基づく実践力を育み、特に、地域とのつながりの中で自分の人生を構築して頂きたいと願っております。

昨年、文部科学省に申請していたIT系の学部の機能を強化するプロジェクトが採択されました。国費数億円をかけてソフトウェア情報学部の教育内容を現行のプログラミング・コースに加えて、ビジネスや社会とのインターフェースを学修できるコースを増やすことになりました。このプロジェクトを全学に派生させ、大学の教育課程全体の中心にITをすえた21世紀型の高等教育課程に改善していく所存です。これにより、既に文部科学省の認定を受けて全学部で実施している「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」に加えて、全ての学部の専門課程においてもITに強い大学となります。この教育課程の改善の最終段階には、地元の自治体や企業との実務レベルでのコラボを実施致します。青森・むつ・東京において、青森大学がなくてはならない教育機関となるよう、地域のために、地域に人材を残し、地域振興に資する人材を育成してまいります。

最後になりますが、皆様にとって新しい年がすばらしい成果をもたらす年となりますことを祈念しております。

令和 6年元旦
青森大学学長
澁谷 泰秀

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