図書館文化講演会が行われました

6月29日(木)、第27回図書館文化講演会が行われ、講師には社会学部の清川繁人学部長をお迎えし、「200年間活動した「津軽忍者」の謎」についてご講演いただきました。
私たちが認識している忍者像はアニメや映画などで見たイメージが大きく影響しており、海外10か国で調査したところ、忍者を知っている人は98%以上おり、そのうち忍者がまだ存在していると考えている人は63%以上いるという結果を説明され、海外での認知度が高いことがわかりました。
時代が進むにつれて、各地の大名に召し抱えられ、敵国や近隣諸国の情報を収集して報告することが重要任務となり、忍術のほかにも武術・学問・言語能力などの武士としての素養も必要であったことが解説されました。
また弘前藩では忍者がどのような経緯で誕生したのか、さらに忍者集団「早道之者」(はやみちのもの)が組織化され、国境警備隊のような境界監視を行っていたこと、弘前市内で忍者屋敷等の発見もあったことなどに触れられました。
特に、大学のある幸畑地区にも忍者の子孫が関係していたという逸話を解説され、遠い存在であると考えていた忍者が現在の私たちにも関りのあることをあらためて知る機会となった講演会でした。

 

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