オープンカレッジ市民大学第12講が8月30日、アウガの5階AV多機能ホールで開か
れ、68人が受講した。今回は、青森大学社会学部の鈴木康弘教授を講師に招き「知能
の心理学 -中高年の認知症予防を考える-」のテーマで、講義をして頂いた。
鈴木教授は「発達とは?」を受講生に問いかけ、老化も発達のプロセスと説き、そ
の後、認知症の原因、日本における認知症の統計をもとに認知症予防の現状を説明し
た。また、「知能」については心理学的な定義があるが、一般的には「環境適応能
力」と考えると分かり易い。知能の加齢変化の研究事例として、「100歳の美しい
脳」(DHC出版社2004)を受講者に紹介していた。最後に、心がけてみたい「認知症
予防」として、地域活動など社会と関わること、日常の行動を意識的に行うこと、な
どを強調していた。