子どもたちへ「夢」「仕事」「働くこと」のすばらしさを伝えたいとの目的で実施
してきたオープンカレッジの企画「ジュニア夢カレッジ」は、今年で3年目を迎え
る。今年度は、東奥日報文化財団の「こどもの文化事業助成制度」に採用され、その
第1講「歌唱指導」が8月29日、横内小学校で行われた。指導は、バリトン歌手として
全国各地でオペラやコンサートに出演し、活躍している青森大学ソフトウエア情報学
部の白岩貢教授が務めた。
この日は、5年生の児童34名が音楽室に集まり、白岩教授の発声の方法の指導から
授業が始まった。鼻から3秒吸って9秒で息を吐くこと、発声は鼻に響かせ、お腹に力
を入れて声を出すコツを教えていた。
今日の課題として、児童にとっては初めての課題曲「まっかな秋」を白岩教授のピ
アノの伴奏と歌声に合わせて、繰り返し練習した。次第に、児童たちは上達し、元気
な歌声が音楽室に響きわたるようになった。
最後に、白岩教授は「待ちぼうけ」、「からたちの花」、「千の風になって」を独
唱した。児童たちは、プロの歌声に身をのりだして耳を傾けていた。