「津軽ダム水陸両用バス体験ツアー」をテーマに、オープンカレッジ「みちのく散歩
みち」の第1講が7月11日、西目屋村で行われ受講生21人が参加した。今回の主要な目
的は、世界遺産である白神山地を有する西目屋村を訪ね、水源の里となっている津軽
ダムの成り立ちを知り、平成29年から運行が開始された水陸両用バスを体感すること
である。この日は早朝から晴天に恵まれ、一日4便の水陸両用バスの第1便に乗車でき
るよう高速道路を利用し、一路「津軽白神」までマイクロバスに揺られながら走っ
た。
水陸両用バスに乗車し20分ほどで津軽ダムに到着したが、ダムの水位が意外に下
がっており、水没した砂子瀬地区、川原平地区の一部を見ることができた。いよいよ
津軽白神湖へバスが勢いよくスプラッシュすると、水しぶきとともに歓声が上がって
いた。車のエンジンから船のエンジンに変わり、波静かな湖面を周りの深緑の山々を
見ながら一時を楽しんだ。
その後、津軽の聖地と呼ばれている「乳穂ヶ滝」に参拝し、津軽ダム直下にある
「白神が故郷橋パーク」、そして津軽ダムを訪れダムの規模とその堤高の高さに驚い
ていた。
午後からは、西目屋村中央公民館に移り、津軽ダムの建設により水没した砂子瀬地
区、川原平地区で収集された歴史や文化、生活に関する展示物を見学した。