青森市名誉市民で歌手の淡谷のり子とその叔父で代議士を務めた淡谷悠蔵先生をテーマに、オープンカレッジ市民大学第6講が6月8日、アウガ5F研修室で開かれた。講師には、青森県立郷土館主任学芸主査の太田原慶子先生が招かれ、出席した受講生61人に淡谷家の生家の資料をもとに2人の生い立ちや生涯を語った。
講義の中で太田原先生は、青森を離れ歌手として生きるのり子の心の支えとして悠蔵の存在が大きかったと主張。また、叔父と姪というより、10歳離れた兄と妹のような2人だったとも紹介した。お互い「からきず(からきじ)」と呼び合うも、深く尊敬し信頼していたとも述べた。
受講生たちは、パワーポイントによる多くの写真紹介があり、分かりやすかったと、語っていた。悠蔵先生とその当時の 文化人(芥川龍之介、武者小路実篤など)との交流の興味深かったことやのり子の海軍慰問の話しには、涙を誘っていた。終了後のランチ会には38人が参加し、受講生同士なごやかに会食をしていた。
オープンカレッジ市民大学第6講~テーマは「淡谷のり子と淡谷悠蔵」
- 2018年6月12日
- 青森大学オープンカレッジ