【総合経営学部】キャンパスの外が、教室になる。 フィールド・ツーリズムコースの学び

「大学の授業って、教室で座って聞くもの」——そんなイメージ、青森大学のフィールド・ツーリズムコースで一度くつがえしてみませんか。

雪原にイグルーを建て、海沿いを自転車で走り、水の中から青森の海をのぞきこむ。フィールド・ツーリズムコースでは、青森の自然そのものが“教室”になります。でも、ただ遊ぶわけではありません。体験を通して観光を「企画する力」「地域を見る目」を身につけ、将来の観光・地域づくりの仕事につなげていきます。

仲間と力を合わせて完成させた冬のフィールドワーク。達成感は格別です。

フィールド・ツーリズムコースって、どんなコース?

フィールド・ツーリズムコースは、青森大学 総合経営学部 の中にあるコースのひとつです。総合経営学部では2年次から自分の興味に合わせてコースを選び、専門を深めていきます。

このコースのテーマは、「青森の自然と地域の魅力を活かして、観光を学ぶ」こと。海・山・雪といった青森ならではのフィールドに実際に出かけ、五感で体験しながら、観光学の知識と“現場で通用する実践力”の両方を育てます。

キャンパスの外で、こんなことを学びます

「学外の授業って、具体的に何をするの?」——オープンキャンパスでいちばん多い質問です。授業は季節ごとにいくつもありますが、ここでは代表的なフィールドワークの全体像を紹介します。

雪を切り出し、積み上げる。冬の青森を“資源”としてとらえる学びです。

冬:雪でイグルーづくり(スノーアクティビティ)

青森の“やっかいもの”とも言われる雪を、観光の魅力に変えるとしたら? 雪のブロックを切り出して積み上げ、中でくつろげるイグルー(ドーム型の雪の家)を仲間と一緒に作り上げます。完成したイグルーは、キャンドルやイルミネーションで飾りつけ。雪国ならではの「体験型観光」を、作り手の目線で学びます。

自分たちで作ったイグルーの中はほんのり暖かく、幻想的。「泊まれる」「映える」空間づくりも観光の学びです。

青森の海岸線をめぐるサイクリング。走りながら“観光ルート”を体感します。

 

🚲 初夏〜秋:海と山をめぐるサイクリング・トレイル

 

自転車や自分の足で地域をめぐり、景色・道・休憩スポットを“観光ルート”としてチェックします。三陸復興国立公園の「みちのく潮風トレイル」を歩くトレイルウォーキング(例:蕪嶋神社〜種差海岸まで約10km)など、青森の大自然を全身で味わう演習もあります。歩くペースや距離はグループに合わせて設定するので、自分の体力に合った形で参加できます。

青い空、緑の丘、潮風。“気持ちいい”はいちばんの観光資源かもしれません。

スキューバダイビングのインストラクター養成をしている青森市の株式会社マックの指導のもと、青森の海の中へ。海洋観光の可能性をリアルに体感します。

 

🤿 スキューバダイビングで海の中から観光を考える

 

スキューバダイビングのインストラクター養成を行う青森市の株式会社マックの指導のもと、専門インストラクターがそばに付き添って実施します。ウェットスーツなどの装備は貸与され、泳ぎが得意でなくても、はじめての人でも安心してチャレンジできます。陸からは見えない海の魅力にふれ、「マリンツーリズム(海洋観光)」の可能性を肌で感じます。

ただ体験して終わり、ではありません ― 授業のながれ

フィールドワークは「行って楽しかった」で終わりません。次の3ステップで、体験を“学び”と“提案”につなげます。

  1. 事前学習:訪れる場所の歴史・地理・自然環境を調べ、見どころや課題を把握します。
  2. 実地体験(フィールドワーク):グループで現地へ。自然観察や写真撮影をしながら、観光客の目線で地域を体験します。
  3. ふりかえり・提案:体験をもとに「新しい観光プラン」を考え、プレゼンテーションにまとめます。

 

体力・安全・費用のこと ― よくある質問(Q&A)

Q. 運動が苦手・体力に自信がなくても大丈夫?

A. 大丈夫です。特別な運動経験やスポーツの得意・不得意は問いません。歩く距離やペースはグループに合わせて調整し、「速さ」を競うものではありません。まずは自然を楽しみ、仲間と協力することが目的です。無理なく取り組める内容になっています。

Q. 危なくないですか?(安全面が心配です)

A. 安全第一で実施しています。ダイビングなどの専門的なアクティビティは、専門のインストラクター・ガイドの指導のもとで行い、必要な装備も貸与されます。教員が引率し、荒天時は中止・変更するなど、天候や体調にも配慮します。少人数のグループで、お互いに声をかけ合いながら活動します。

Q. 費用はどのくらいかかりますか?

A.授業の一環として行うため、多くの活動は通常の学びの範囲で参加できます。ただし、体験内容によっては装備レンタルや保険、交通・入場料などの実費が必要になる場合があります。金額や内容は活動ごとに異なるため、オープンキャンパスや履修時に具体的にご案内します。気になる点は遠慮なくご相談ください。

Q. 女子でも参加しやすいですか?

A.もちろんです。男女問わず、多くの学生が一緒に活動しています。イグルーづくりもダイビングも、力仕事は分担し、みんなで協力して進めるので、性別に関係なく楽しめます。

 

どんな力が身につく?将来につながる学び

フィールド・ツーリズムコースでの学びは、遊びのように見えて、社会に出てから役立つ力にしっかりつながっています。

  • 観光を「企画・提案」する力:地域資源を見つけ、マーケティングの視点で新しい観光プランを考え、人に伝える力。
  • コミュニケーション力・協調性:グループでの活動を通して、チームで動く力・課題を解決する力が自然と身につきます。
  • 地域を見る目・行動力:机の上だけではわからない“現場感覚”が養われます。

なお、同じ総合経営学部には、スポーツマネジメントに力を入れた科目もそろっています。こうしたスポーツビジネス系の科目を履修すれば、保健体育の教員免許(公財)日本スポーツ協会公認スポーツコーチングリーダーの受験資格を目指すことも可能です(取得できる資格はコース・履修状況によって異なります。詳しくは学部案内をご確認ください)。

卒業後は、観光・旅行業界、ホテル・宿泊業、地域づくり・行政、スポーツ・アウトドア関連、そして一般企業まで、幅広い進路が考えられます。実際に、昨年度のコース一期生のなかには、星野リゾートに入社し、ホテルマンとしてアクティビティガイドを目指している学生もいます。

こんな人におすすめ

  • 自然やアウトドアが好き / 好きになりたい人
  • 青森や地元をもっと元気にしたい人
  • 教室の中だけでなく、体験しながら学びたい人
  • 観光や旅行、地域づくりの仕事に興味がある人

キャンパスの外に飛び出して、青森の魅力を一緒に発見しませんか。オープンキャンパスでは、フィールド・ツーリズムコースの活動をもっと詳しくご紹介します。気になることは何でも、当日スタッフや在学生に聞いてくださいね。お待ちしています!

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