青森大学のキャリア特別実習Ⅰ～Ⅳ（総合経営・社会・ソフトウェア情報の3学部の1～4年、青森・むつキャンパスの合同授業）の履修者と櫛引ゼミの学生が展開してきた「参院選プロジェクト2025」が、7月20日の参議院議員選挙の投開票でひと区切りを迎えました。今後、一連の活動の様子や学生・高校生アンケートの結果を、大学の論文集「青森大学付属総合研究所紀要」などへの投稿で公表していきます。
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プロジェクトには上記の学生約100人が携わりました。特に、約20人のコアメンバーとサポーターが政治、選挙に対する青森大学生アンケートと青森山田高校、青森県立大湊高校アンケートを実施したほか、県や青森市、むつ市の選挙管理委員会と連携したさまざまな活動に青森大学生が携わりました。
▼若者の投票啓発活動（青森市・弘前市・むつ市）参加
▼青森県選挙管理委員会の若者の投票啓発ポスター制作
▼青森大学独自の啓発ポスター・啓発動画制作
▼県選管の啓発サイトのデザイン選定
▼県選管の若者の投票啓発CMに学生が出演
▼青森市とむつ市の投票事務従事
青森大学生アンケートの速報を中心に活動を報告した7月9日の公開授業は、選挙期間中とあって学外の参加者が少なかった半面、新聞社3社とテレビ局4社が取材し、その内容は選挙の投開票当日までに幅広く報道されました。以下のような結果にメディアや社会の強い関心が向けられました。
（かっこ内は前回2022年参院選の調査の数字。アンケートは青森・むつキャンパスを中心に約1,100人の学生に実施。留学生を含む544人が回答。集計は日本人学生523人を対象に行った。回収率約50%）
☆政治・選挙への関心度（5段階評価）：3.07（2.78）
☆「投票で世の中が変わる」と考える学生：55.4%（45.5%）
☆「投票に行く」と答えた学生は51.8%（38.7％）
☆「投票に行かない」と答えた学生は25.4%。また、「住民票などの事情で行きたいけれど行けない」と答えた学生は22.8%で、このうち「住民票を移していない理由（の一つ）は成人式（の案内が来なくなるから）」と答えた学生が39.7％（27人）
☆親や周囲の大人が選挙に行く姿を見ていた学生は、6割が「投票に行く」と回答
☆同じく見ていなかった学生は4割が「投票に行く」と回答
☆学生が関心を持つ政策は1位が「就職・賃金・雇用」、2位が「教育に関する政策」、3位が「暮らし」、4位が「政治とカネ」
☆学生の政治・選挙に関する情報源は、1位がテレビ、2位がSNS、3位がニュースサイト・アプリ、4位が新聞
高校生アンケートは、青森山田高校、大湊高校それぞれのOBが担当となり、秋に向けて分析を深めていきます。
一連の活動を、NHK青森が密着取材し、7月11日にニュースのミニ特集枠で放映したほか、7月7日に学生4人の座談会を放映しました。また、青森テレビは「SNSと学生」をテーマに櫛引ゼミのワークショップ風景を7月2日に放映、さらに7月20日の投票日の選挙放送生番組にキャリア特別実習2の履修学生が出演しました。青森朝日放送は7月9日と11日、青森放送は7月11日に報告会の様子を放映しました。新聞は7月10日に陸奥新報、15日にデーリー東北、17日に東奥日報が報告会や参院選プロジェクト2025について報じました。
◇参院選プロジェクト・各メディアの主な報道
・青森放送「行きたいけれど行けない」！？大学生の調査で投票機会を失っている実態が…「親」の影響も？「この一票でなにかが変われば良いなと」【2025参議院選挙・青森】（7月11日放送）
・NHK青森「政治をどう考える 若者のリアルな声は」「あっぷるワイド」（7月7日放送）
・若者の投票率 なぜ低い？ 大学生がアンケート 「あっぷるワイド」（7月15日放送）
・青森朝日放送「【参院選】投票に行く？ １票で世の中は変わる？ 「藤原が行く」#28 大学生の意識は？
（7月9日放送）
・青森朝日放送【参院選】SNS戦略と注意点 “切り抜き動画” 誤解招く危険性も… 「藤原が行く」＃29
（7月17日放送）
・青森テレビ「選挙について」特に投票率が低い『若者』たちが自ら考える「投票しても何も変わらないのではという
意見がすごく多い」 夏の参院選に向け学生たちが『啓発ポスター』や『動画』で情報発信へ（5月7日放送）
・陸奥新報 参院選「投票に行く」５１．８％ 青森大が学内アンケ（7月10日掲載）
・東奥日報 生成AIで啓発ソング／若者の投票率向上へ（7月17日掲載）
・デーリー東北 【参院選青森】投票率アップ、若者が鍵 連休中の投票日、選管はPR躍起（7月15日掲載）
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若者の意識分析と投票率向上目指す－「参院選プロジェクト2025」
https://www.aomori-u.ac.jp/20250702_02/
