コミュニティ・ソーシャルワークの先進地・豊中市を訪問 (社会福祉コース4年ゼミ)

令和7年7月3日~4日、大阪府豊中市を中心に学外学習を実施しました。参加した学生は社会福祉コース髙橋ゼミの4年生7名です。

今年は阪神淡路大震災の発生から30年にあたります。我が国の地域福祉コミュニティ・ソーシャルワークの先進地域である豊中市の「豊中市社会福祉協議会(以降、豊中市社協)」は、1995年1月17日の発災直後から被災地の住民や社会資源と連携し、豊中市に避難してきた人たちを「孤立させない」よう地域住民との協働による地域福祉活動を進めてきました。

写真:豊中市社会福祉協議会にて、コミュニティ・ソーシャルワークの実際について、勝部さんから説明をうける。

校外学習では豊中市社協を訪問し、NHK連続ドラマ「サイレント・プア」で俳優の深田恭子さん演じる「里見涼」のモデルとなった勝部さんからコミュニティ・ソーシャルワークの実践現場について、映像等を交えながら説明をいただきました。また、個人のお宅を活用した「オレンジカフェ(認知症カフェ)」において、認知症の方やご家族との交流を行いました。さらに、男性だけのボランティア「あぐり」の見学では、都市部における農園による住民同志のつながりをコーディネートし、住民の生きがい創出や社会参加、街の活性化に貢献されていることを学びました。

写真左:住民がつながる安心安全な居場所「オレンジカフェ」(認知症カフェ)
写真右:
男性だけのボランティア「あぐり(会員130名)」による農園で収穫された野菜や果物等を原料に、焼酎、ジュース、カレーなどを商品化

阪神淡路大震災を経て復興した地域の過去と現在、将来像等について、豊中市社協のCSW(コミュニティ・ソーシャルワーカー)から直接話を伺い、地域住民の生活上の課題と、「人と人、人と地域をつなぎ合わせる」CSWの専門職としての意義について学ぶことができました。これから就職などで地域社会へはばたく4年生にとって、大きな学びとなりました。

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