社会学部の学生が,むつ市の循環型路線バス「ムーヴィ」の調査を行い、地域の生活交通の活性化策について考えました。
この調査は,社会学部の授業「地域社会特講III」の一環として行われたものです。2022年4月からむつ市街地で実証運⾏が続けられている「ムーヴィ」を題材に採り上げ,⽣活交通をめぐる課題を理解し解決策を提案することを⽬指しています。
9月4日~6日に行われた調査には、青森キャンパス・むつキャンパスから学生9名が参加しました。「ムーヴィ」の各便に学生が乗り込み、乗客の皆さんの利用経路や車内での様子などを観察しました。調査の模様は、RAB青森放送の夕方のニュース番組「RABニュースレーダー」でも紹介されました。
・「“地域の足”持続に向け大学生が路線バスの実態調査 むつ市」(日テレNEWS NNN Webサイト)
最終日には運行事業者である「むつ車体工業」の関係者をお招きして、学生が発見した課題とその解決策についてプレゼンテーションを行いました。学生からは、バスの利便性向上や新規利用者の獲得策、情報提供の仕方などに関して提案が出され、実現に向けた手順などを議論しました。
短期間での調査となりましたが、学生たちは生活交通をめぐる課題の発見・要因の特定・解決策の提案のプロセスを実感し、地域の課題解決に積極的に関わっていました。
調査の成果は、10月27日に開催される「むつ下北未来創生キャンパス祭」や11月2日~3日の青森大学祭で発表する予定です。