青森大学が1~4年の3学部(総合経営、社会、ソフトウェア情報)学生を対象に開講している科目「キャリア特別実習」の一環として、東北経済産業局と連携した「RESASプロジェクト」が6月17日、スタートしました。対面で受講した3人とオンラインで受講した約30人の学生が、地域経済の仕組みに理解を深めました。
RESASは、国の地方創生事業に合わせて整備されてきた「地域経済分析システム」の略称です。学生の学びや大学の調査研究にも多様な用途が考えられることから、青森財務事務所、東北農政局青森県拠点の協力を得て、連携がスタートしました。
もともと、東北経済産業局・企画調査課 RESAS調査員が来学し、単発の講演を行う予定でしたが、コロナ禍で実施が困難になったため、オンラインでビデオ収録にする方針に転換。オンラインでの情報交換が容易になったことから、教材開発や連携プロジェクトそのものの研究、さらに毎年開催されている、RESASを活用した政策コンテストへの応募などを視野に、通年ベースで連携活動を深めていくことになりました。
6月17日の授業は、一連の活動のキックオフとして、青森財務事務所と東北農政局青森県拠点の担当者が、業務内容や6次産業化の概要を説明したビデオを配信しました。続いて、東北経済産業局の佐藤優希さんが、RESAS誕生の経緯や意義を解説したビデオを配信しました。
これらの様子は、同時に、東北経済産業局にも配信され、リアルタイムでの質疑も行いました。
なお、授業の様子は6月18日の青森テレビ「わっち!」でも放映されました。