2020年11月13日、東京キャンパス社会学部の辻特任教授が提案した政策提言「かわいい子には旅させよ!を政策へ ~多地域のこどもによる一斉交換留学~」が、日本最大の政策コンテスト「第15回マニュフェスト大賞」の優秀政策提言賞を受賞しました。
辻特任教授は、長野県泰阜村で青少年の自然体験教育を35年実践しているNPO法人グリーンウッド自然体験教育センターの代表理事でもあり、今回はNPOとしての提案でした。
なお、今回の応募総数2,842件から選ばれた優秀賞は35件です。
政策提言の内容は以下の通りです。
複数の小さな地域(農山漁村)同志がネットワークを構築し、それぞれの地域の子どもを(小中学生)一斉に交換留学させる政策を提案したい。交換留学なので、従来の山村留学とは性質を異にし、「おらが村」の子どもの数は増えない。しかし1年間、さまざまな地域の生活を体験した子どもが自らの地域を見つめる眼を養って本拠地に帰ると想えばおつりがくる。留学に係る経費は、子どもを送り出す地域(自治体)が負担する。送り出す責任と受け入れる責任を、全地域が同時に負う仕組みを全国的に創る。義務教育9年の間に1年間、希望した子どもは他地域で留学ができる。「かわいい子には旅させろ」をオールジャパンで子どもを育てるダイナミックな政策として展開するということである。
今回の提案は小中学生が対象ですが、オールジャパンで青少年を育てるこのような政策にスポットが当たることは、青森と東京で学生が学ぶことができる仕組みをすでに構築している本学にとっても意義のある提案であるように思います。
まずは受賞速報をお伝えさせていただきます。
表彰状などが届き次第、詳細を報告したいと思います。