本学SDGs研究センターが、「学生が歩く“みちのく潮風トレイル (10分の1)” 青森発」と題し、10月3日青森大学キャンパス中庭で勉強会(第4回)を開催しました。
来学参加者11名と遠隔参加者29名が、発表者の総合経営学部4年小柴くん、喜來くんと焚き火を囲みながら、みちのく潮風トレイル体験談を語っていただきました。
日常生活から離れて歩く行為には、禁欲性や省察性、身体的な鍛錬が伴うことから、巡礼や修行という自己開花の手段としても古今東西、形を変えながら継承されてきました。近年、こうした長距離を歩く行為やロングトレイルへの社会的関心が徐々に高まっており、東日本大震災後に環境省が復興事業として提唱、設置した「みちのく潮風トレイル」が2019年全線開通しました。
本勉強会では、青森県蕪島から南下ルートで岩手県野田村までの約100kmを5日間、キャンプをしながら歩いた青大生2名の体験談をもとに、歩くことの意義、観光など地域振興との関係、さらにはこうした歩く若者を育み支援する地域の教育機関の役割について広く考え合う機会となりました。
参加者からは、「焚き火と学生たちの話を聴きながら、グローバル経済や人間の幸せについて考えさせられました。100kmは難しいですが、自分もロングトレイルしたい気持ちになりました。」とお話をしてくれました。
【動 画】※勉強会で流された動画
みちのく潮風トレイル100km踏破【こっしーのど根性旅(前編)】
みちのく潮風トレイル100km踏破【こっしーのど根性旅(後編)】