12月22日(月)、ソフトウェア情報学部の授業「ソフトウェア特論II」において、NPO法人あおもりIT活用サポートセンター理事長の本田政邦氏と、国際機関教育コンサルタントの中島朋子氏をお招きし、「AI時代における普遍性とキャリア論」をテーマに特別講義およびクロストークを行いました。
■ 技術の「変化」ではなく、変わらない「普遍」を見る
講義の前半では、本田氏が登壇。「生成AIは人類史上25個目の超ド級の発明となる可能性がある」としつつも、技術のトレンド(変化)ばかりを追うのではなく、時代が変わっても変わらない「普遍性(原理原則)」に目を向ける重要性を説きました。
特に印象的だったのは「人生の羅針盤となる4つの問い」です。
変化(流行)か、普遍(原理)か?
短期の利益(今の1万円)か、長期の利益(来年の1.5万円)か?
できない自分の素養を責めるか、構造を捉えて環境を変えるか?
コントロール不可能な変数に悩むか、可能な変数に注力するか?
AIが進化し、コーディングなどの作業が代替されつつある今だからこそ、「問いを立てる力」「目的設定能力」「責任を取る覚悟」といった、人間ならではの普遍的な価値がキャリアにおいて重要になると語られました。
■ グローバルな視点から見る「リアルなキャリア戦略」
後半は、ユニセフや世界銀行などで活躍されてきた中島朋子氏を交えたクロストークを展開。「AI時代のリアルなキャリア戦略」と題し、グローバルな現場でのAI活用状況や、予測不能な時代におけるキャリアの築き方について議論が交わされました。
中島氏の「10年後が見えない時代だからこそ、長期的な視座を持つことの意味」や、本田氏の「AIが苦手な領域(人の感情調整や一次情報の取得)にこそ価値が生まれる」というメッセージは、これから社会に出る学生たちにとって、自身の学び方や生き方を再定義する大きなきっかけとなりました。
受講生からのコメント(抜粋)
「AIに仕事が奪われるという不安があったが、AIが苦手とする『責任を取る』『最終判断をする』という人間ならではの領域で勝負すれば良いのだと勇気をもらえた。」
「『今の1万円より将来の1.5万円』という話が印象的だった。目先の楽さに流されず、自分の価値を高めるために今の時間を投資したいと強く思った。」
「変化の激しい時代だからこそ、逆に『変わらないもの(普遍性)』を軸にするという考え方が目から鱗だった。」
登壇者プロフィール
本田 政邦 氏:NPO法人あおもりIT活用サポートセンター 理事長。青森県DX総合窓口 事業責任者などを務め、IT・デジタルを活用した地域課題解決に取り組む。
中島 朋子 氏:国際機関 教育コンサルタント。ユニセフ、世界銀行等で教育計画策定や分析に従事。現在は上智大学大学院博士後期課程に在籍。
(by gemini)

