青森大学付属総合研究所が発刊する研究誌について
青森大学付属総合研究所が、平成25年度に発刊する研究誌は、発刊元が青森大学付属総合研究所であることに鑑み、青森大学付属総合研究所が平成8 年(1996年)3月から平成22年(2010年)3月の14年間にわたり計14巻を刊行した『研究年報』を継承すると考えることが最も論理的である。し たがって、青森大学付属総合研究所『研究年報』を復刊すると位置づけ、平成26年3月31日発刊の研究誌は、第15巻1号とする。ただし、平成25年度か ら発刊する研究誌は、年2回の発刊を予定しているので、研究誌名を改め、『青森大学付属総合研究所紀要』(以下「本誌」という。)とする。
青森大学の研究機関が研究誌を発刊した歴史は、昭和53年(1978年)3月に創刊した『青大ジャーナル』(青森大学産業研究所)に始まる。翌年 の昭和54年(1979年)3月には、誌名を『研究年報』とし、発刊元を青森大学付属産業研究所とした上で、平成22年(2010年)3月までの間に通巻 で53号が発刊された。
また、本誌は、青森大学における多分野にわたる研究の成果を外部に向けて公表してきた以下の複数の研究雑誌をも統合・継承するものである。第一 に、平成元年(1989年)3月に創刊され、平成22年(2010年)3月までに18巻が発刊された『地域社会研究』(青森大学地域問題総合研究所)。第 二に、平成7年(1995年)3月に創刊され、平成22年(2010年)3月までに、計16号が発刊された『雪国環境研究』(青森大学雪国環境研究所)。 第三に平成7年(1995年)3月に創刊され、平成15年(2003年)までに計6号が発刊された『青森大学工学研究所報告』(青森大学工学研究所)。第 四に、平成10年(1998年)3月に創刊され、平成22年(2010年)までに計13号が発刊された『研究紀要』(青森大学考古学研究所)である。上記 各雑誌は合計すれば、通刊で120号が発刊されている計算となる。これまで別個に活動していた各研究所は、産業研究班、地域問題研究班、学際情報研究班、 文化・環境研究班として、青森大学付属総合研究所に統合された。今後、それぞれの分野の研究成果は、当該研究所のもと、この度発刊する本誌を通じて一元的 に公表する。