2022年1月17日(金)16時30分~18時45分をかけて、第5回比較環境思想研究会が行われました。本年度最終回となる今回は、2021年に第40回土門拳賞を受賞されている大竹英洋氏による「ウィルダネス:北アメリカ・ノースウッズでの20年」をテーマに展開しました。
ご講義は、大竹氏のこれまでのご苦労話や大自然・野生動物との濃密な接触に関するご体験談、これから人類に求められることについてのお考えなど、盛りだくさんの内容によって進行されました。お話とともに、20年にわたって撮影してこられた迫力満点の素晴らしいお写真の数々の紹介、さらに動物の鳴き声のパフォーマンスなど、参加者のみなさんの五感を大いに刺激する臨場感に溢れるご発表をいただきました。
会場には、環境省の元事務次官・小林正明氏、現自然環境局長の奥田直久氏にご参加をいただきました。質疑応答、ディスカッションも活発に行われ、時間を延長して行った今回の研究会となりましたが、来年度も国内外をつなぎながら、学術的視点から環境思想を深めていきたいと思います。
大竹氏より、次の番組のご紹介がありました。両番組ともに、大竹氏が案内人として出演していらっしゃいます。NHKオンデマンド(会員登録が必要です)にて視聴可能です。
「カナダ ノースウッズ 命あふれる原生林を行く」
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2021114515SA000/
約10年前に放送した、ノースウッズをカヌーで旅したり、北米最大の陸上生物シンリンバイソンを追った番組
「アラスカ悠久の自然 星野道夫が見たトナカイ大集結」
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2022124592SA000/
昨年12/5放送、写真家星野道夫さんの足跡をたどり、伝説とされる10万頭以上のカリブーの大集結をアラスカ北極圏に追う番組