11月7日(月)、第26回図書館文化講演会を実施しました。
今回は青森県近代文学館の文学専門主事である柿崎星哉先生を講師としてお迎えし、「教室で出会った文学」についてご講演いただきました。
講演は、7月から9月にかけて開催された青森県近代文学館の「特別展 教室で出会った文学」で展示された内容をもとに、国語の教科書に掲載される文学作品の作者のエピソードや青森県との関りについてお話していただきました。
石川啄木は伯父が野辺地で寺の住職をしていたため青森に何度も訪れており、合浦公園には歌碑もあること、宮沢賢治も青函連絡船を利用していたこと、芥川龍之介は亡くなる2か月前に青森に立ち寄り、後に青森県知事となる竹内俊吉らに請われて講演を行ったことなど、あまり知られていない逸話も紹介されました。誰もが知る作家と青森県との関りを知り、より親近感が生まれ、もう一度作品を読んでみたいという興味が湧くような講演会でした。