青森大学高校生科学研究コンテスト実行委員会主催で、12月11日(日)第10回高校生科学研究コンテストを青森大学記念ホールにて開催いたしました。(青森県教育委員会共催、青森県高等学校文化連盟後援)
本学では、高校生の研究成果発表の場を提供し、教授陣が各発表に対して講評を行い、研究活動の応援や新たなモチベーションになることを目的に本コンテストを開催。今年は、9校39演題141名が参加し、年々研究テーマが多様化し、講評にも自然と力が入りました。角田ソフトウェア情報学部長からは、「独創的なテーマの研究発表が多く、審査している側もとても楽しめました。科学研究の中で新しい理論や仮説を検証する際は良い結果が得られた時こそそれを疑い、安易に結論に結びつけることなくさまざまな角度から事象を見つめ直し、多くの実験事実を積み上げていく姿勢を身につけてください。」 水野薬学部長からは、「先輩たちから引き継がれた研究、個々の興味や疑問から新しく始めた研究、どの研究も素晴らしかったです。たくさんの情報を容易に収集できる時代ですが、全てを信じるのではなく、自分たちでどうしてそうなるのか考察し、実験をして確かめながら、新しい発見に結びつけてください。」とメッセージが送られました。
参加生徒からは、「研究成果を見てもらい、アドバイスをいただけるのは大変励みになります。他校の研究も見ることができ、大変刺激になります。みんながびっくりするような面白い研究テーマを探したいです。」と語ってくれました。
■参加校
五所川原高等学校、青森高等学校、函館中部高等学校、青森山田高等学校、三本木高等学校、弘前中央高等学校、八戸工業高等学校、青森南高等学校、八戸高等学校(順不同)
●最優秀賞
サカマキガイの生態についての研究【八戸高等学校】
●優秀賞
鮮やかな立佞武多をめざして~グラデーションやってまれ~【五所川原高等学校】
ツタの吸盤の成長過程について【八戸高等学校】
●ブルーリボン賞
歯医者数・逆歯医者数について【三本木高等学校】
嶽きみ由来の炭の作製と機能評価【弘前中央高等学校】
●光言賞
堤川の水質調査及び水質の改善について【青森高等学校】
函館近海の魚類から採取したマイクロプラスチックの調査【函館中部高校】
●SDGs賞
基礎研究から製造工程まで!完成レアメタルフリーサーミスタ【八戸工業高等学校】
嶽きみ由来の炭の作製と機能評価【弘前中央高等学校】