新幹線フォーラム『「人口減少×新幹線」社会の再デザイン-八戸開業20周年・札幌延伸と在来線の行方-』が1月21日(土)、あおもりスタートアップセンターで開催されました。あおもり新幹線研究連絡会と青森大学櫛引研究室が主催、青森大学付属総合研究所と青森大学社会連携センターが共催しました。
本フォーラムは、新型コロナウイルス感染症の影響により3年ぶりの開催となりました。会場には約20人、オンラインでは北海道、宮城、東京、福井、鹿児島などから約25人が参加し、青森大学社会学部の櫛引素夫教授と青森大学付属総合研究所の永澤大樹客員研究員、青森中央学院大学の竹内紀人教授が登壇し、研究成果を報告しました。
青森学術文化振興財団の助成事業として取り組んだ新幹線・在来線の沿線調査、県内の移住・定住促進施策の現状について報告があり、特に東北新幹線八戸開業から20年の変化やJR津軽線の行方が話題の中心となりました。また、北陸新幹線沿線で金沢大学と信州大学が連携し、留学生の地元定着事業で大きな成果を上げた事例も報告され、参加者の関心を集めていました。
JR津軽線の存廃をめぐっては、沿線振興に取り組む相坂匠飛さん、小山内貴之さん(いずれも青森大学社会学部4年)から「津軽線を愛する人たちのことも考え、存続の方向で検討してもらえれば」と話してくれました。