36 初夢

 皆様、あけましておめでとうございます。2022年が始まりました。今年もまた高校サッカーの応援でお正月を迎えました。2日、4日と快調に勝ち進んでいます。8日は準決勝、10日が決勝です。東京は連日快晴で、選手たちのコンディションもよさそうです。
 今年から準決勝、決勝は埼玉スタジアムから国立競技場に戻ります。決勝にはいつも三村知事や小野寺・青森市長も応援に駆けつけてくれています。年末からの吹雪に見舞われている青森にとってサッカー部の活躍は何よりの励ましでしょう。
 青森山田学園には幼稚園、専門学校、そして中学、高校、大学があります。サッカーは高校の部活動だけれども、学園あげての応援をしたいと思っています。決勝戦には高校から大勢応援に出かけますが、私は大学も専門学校も学生や教職員の方々が応援に出かけてもいいと思っています。希望者をつのってバスの1台でも出せばいいと思う。5万人とも6万人ともいわれる大観衆の前で学園歌を歌いながら応援をすれば、高校も大学も心が一つになってきます。
 青森山田高校から青森大学に、もっと多くの学生が進学してきてほしい。高校と大学の様々な場面での交流が深まれば、高校生が自信をもって、また親近感をもって進学してくるでしょう。大学生も高校との交流を楽しめる。特に部活動の高大連携を盛んにしたい。
 ねぶた祭りもそうです。本来、ねぶた祭りは大学、短大が担当していたのです。浴衣を見ればすぐわかります。青森大学、青森短期大学と染め抜いてあります。それがいつの間にか本部が担当するようになり、高校生が中心の跳人になっています。大学生の参加が少ない。大学教員の参加も少ない。
 2022年の大きな目標として高校・大学間の交流を強めたい。それをスタートとして専門学校や幼稚園との連携も深め、青森山田学園として、ゆくゆくは幼児教育から高等教育に至る総合的な教育活動を進められるようにしたいと思います。青森の発展に寄与できる「地域の教育機関」としての自覚をもって、学園全体の連携を強めていきたい。
 私立ですからユニークなことができる。全国的にみても小さい学園だから決定が速い。幾つもの利点を活用し、全国でも珍しい新しい形の教育機関を作っていきたいのです。
 幸いにも経営基盤は徐々に安定してきています。2022年をスタートの年として、新しい時代にふさわしい学園を作っていきたいですね。
 みんなが笑顔で学園を支え、創っていく。これが私の初夢(年初めに見る夢)です。

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