01 二つの校歌

 今日も理事長室から八甲田山が良く見えます。反対側の窓からは青森の街、浅虫そして陸奥湾が見えます。2020年7月1日、理事長ブログを始めました。なるべくやさしい言葉を使いますので外国からの留学生のみなさんも読んでください。第1回は青森山田学園の二つの校歌について話します。
 青森山田学園には二つの校歌があります。高校の校歌(学園歌)「意気と熱(まこと)に」と大学の校歌「若者よ 若者よ」です。
 高校の校歌は「万象(あまねきすがた)かたどれる、八ツの秀峰八甲田、峰よりおろす山の気と、太平洋と日本海、相寄る津軽海峡の、潮の冴えを血に受けし・・・」という歌詞で始まります。理事長室から毎日見える景色です。作詞は青森出身の女性作家・北畠八穂、作曲は今、NHKの朝ドラで連日放送されている主人公、古関裕爾です。甲子園や埼玉スタジアムで声高らかに歌われる校歌はいつも他校を圧倒します。校歌がテレビで放映されると必ず古い友達から電話がかかり「良い歌だねえ」とほめられます。
 大学の校歌はもともと短期大学の校歌でしたが、短期大学がなくなり、そのまま大学の校歌に受け継がれたものです。「空に大きく字を書こう、書物の森に出かけよう、今こそ時は青春の、日を惜しむかにめぐりゆく・・・」で始まります。作詞は寺山修司、作曲は平井康三郎。大学構内に歌碑があります。これも良い歌です。カラオケにも入っているので、皆さんぜひ歌ってください。「青森大学校歌」と入れても出てきません。「若者よ 若者よ」と入れてください。歌っていると、空と海に向けて壮大な風景が目の前に広がってきます。
 青森山田学園の二つの校歌は私の自慢です。誰に聞いてもらっても「良い歌ですね」と言われます。このブログを読まれた方々に「ぜひ歌ってください」とお勧めします。
 ところで、理事長室の表紙の写真は八甲田山の写真です。月に一度もしくはきれいな姿を見せてくれた時に新しい写真にしていきます。楽しみにしていてください。

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