2019年7月1日(月)、本学の卒業生である今悠恭氏(Prince of Songkla University人文社会学部東洋言語学科講師)に「タイにおける日本語教育事情」と題し、タイ南部のパッターニで日本語を教えている現状について語っていただきました。
青森大学で留学生の日本語サポートに携わったことがきっかけとなり、日本語教育に関心を持ち、大学院へ進学。修了後は日本語教師として中国の大学で4年勤務した後にタイへ渡り、外務省から危険レベル3の渡航中止が出されているパッターニへ。現在は、大学や付属高校で日本語を教え、主に会話や作文、新聞の読み方などの授業を担当されています。
タイは仏教国として有名ですが、パッターニはイスラム教徒が80%を占め、学内でも女性のほとんどはヒジャブで頭を覆っています。何故そんな危険な場所で仕事をしているのかと質問を受けると、自分にしかできないこと、やりがいがあることをやりたかったと話す今氏。日本語教師として、日本語や日本に関する知識はもちろん、コミュニケーション能力や多種多様な学習者や同僚を理解しようとする努力が重要だと力強よく語ってくださいました。
今年度より青森大学では日本語教員養成プログラムが始まっています。
海外や教育、ボランティアに興味のある方、日本語や日本語教育を学び、海外との架け橋になってみませんか。
青森大学生は全学部2年生以上、青森大学生以外は大学卒業以上が対象です。
ご興味のある方は、下記電話番号またはメールアドレスまでご連絡ください。
青森大学 教務学生課
〒030-0943 青森県青森市幸畑2-3-1
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