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出張講義薬学部2020

薬はどうして効くの?タバコ成分ニコチンにまつわる話
薬には抗菌薬のように細菌や異物を排除する場合、元々身体の中にあるものを補充する場合、植物成分のように元々身体にないものを使用する場合があります。また、薬は使いようによっては毒にもなります。どうして、元々身体にないものが薬として機能するのでしょうか?タバコ成分のニコチンを例にして、がん、アルツハイマー病治療薬、サリンからハチの失踪などニコチンにまつわる話をしたいと思います。(一般市民対象)
水素イオン(pH)を感知する受容体の役割
生体の細胞外の水素イオン濃度、即ち、pHは7.4付近に厳密にコントロールされています。しかし、ぜん息などの炎症性疾患、脳梗塞などの虚血性疾患、腫瘍などの局所ではpHは6.0以下に低下します。このような酸性状態は病態に何らかの作用を発揮していると考えられてきましたが、その実態は不明でした。私達は細胞外pHを感知する受容体ノックアウトマウスなどを用いてその機能を解析しています。本講演では私達の解析結果を中心にpH感知性受容体の役割についてお話します。(研究に関心のある市民、学生、研究者対象))

 

タンパク質の異常と病気
タンパク質は、20種類のアミノ酸の組み合わせで構成されている高分子です。私達の身体の構成成分であるばかりでなく、解毒作用など身体を守る働きや身体機能を維持する働きをもっています。しかし、このようなタンパク質が原因でおこる病気があります。ここでは、アルツハイマー病を中心に、生体内のタンパク質の機能がおかしくなることよっておこる病気について解説します。
抗体医薬品 〜生体を守るタンパク質が薬となる〜
講義内容 昨年、ノーベル医学賞でも注目された抗体医薬品は、医薬品の売り上げでも上位を占め、医薬品として注目されています。また、化学物質である一般的な医薬品とは異なり、タンパク質がその本体です。また、抗体は、生体を異物から守る生体防御系としても重要な物質でもあります。この抗体の性質を解説するとともに、医薬品として何故注目されている解説します。
身近な微生物に対する感染予防
私たちの身の回りには、インフルエンザ、肺炎、食中毒など様々な疾患を引き起こす病原微生物が存在します。現在でも感染症による死亡者数は、年間12万人(全死亡者数の9%)にのぼり、感染症関連がんなども含めますと実に約26万人(全死亡者数の19%)の方が直接・間接、感染症が原因で死亡しています。特に、免疫力が低下してくる高齢者では、死亡率が高まるため、適切な予防策が必要になります。講義では、感染症の原因となる病原微生物の特性とそれらから身を守るため予防法について概説します。
よく分かるウイルスと抗ウイルス薬の世界
ウイルスはとても小さな病原体であり、細菌や真菌のように単独では自己増殖出来ません。しかし、一度、生物に感染すると自己増殖を開始し、時に生物を死に至らしめる、やっかいものです。抗ウイルス薬の研究は、抗菌薬や抗真菌薬よりも遅れて始まりましたが、ここ20年の間に大きく開花し、HIV、HBV、HCV、インフルエンザウイルスなどに対する有効な抗ウイルス薬が続々と創られ、ウイルス感染症の治療に大きく貢献しています。講義では、ウイルスとは何者か?抗ウイルス薬はなぜ効くのか?抗ウイルス薬の使用上の留意点などについて概説します。
感染症によって引き起こされるがんの予防
講義内容 新たに発生するがんの約15%は、感染症が原因で起こります。ピロリ菌による胃がん、ヒトパピローマウイルスによる子宮頚がん、肝炎ウイルスによる肝がんなど、これまで11種類の病原体に発がん性が認められています。原因が明確なこれらのがんは、ワクチンや治療薬の使用により、発生を予防出来るものもあります。講義では、感染症とがんの関係、感染症からがんに移行するメカニズム及びこれらの感染症関連がんの予防法について概説します。
細胞医薬品の現状と課題
現在、低分子薬、蛋白薬、抗体医薬、核酸医薬に続く、あらたな治療薬として、再生医療等製品の研究開発が進み、これまで5つの細胞医薬品が承認されています。これらは、全て体細胞または体性幹細胞を元に製造されたものですが、今後、iPS細胞やES細胞から分化誘導させた細胞医薬品も登場するものと期待されています。講義では、細胞医薬・再生医療の現状と課題について概説します。
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