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グリーンエネルギー青森と市民風車わんず

このページでは、柏谷が副理事長として携わっているNPO法人 グリーンエネルギー青森について紹介します。

「グリーンエネルギー青森」とは

特定非営利活動法人 グリーンエネルギー青森は、2002年に設立・認証されたNPO法人です (以下GEAと略称)。「循環型社会の実現」と「地域の自立」をミッションとして、自然エネルギーの利用拡大、一般市民を対象にした普及啓発・環境教育、自然エネルギーと地域づくりについての調査研究・政策提言などの活動を展開しています。

「市民風車わんず」について

GEAが青森県鰺ヶ沢町に建設した、定格出力1,500kWの風力発電施設の愛称です。GE Wind Energy社製の風車1基を使い、1年間に一般家庭1,000世帯分に相当する電力を発電して、東北電力に販売しています (2003年2月より営業運転開始)。

わんずの位置

市民風車わんずは日本海に近い台地の上にあり、中央の支柱の高さが65m、3枚ある羽根の長さが35mという大きな風車です。風が吹いていれば、1分間に20回転程度のゆっくりとしたスピードで風車が回っているのが見られます。

わんず全景・冬の岩木山を背景に

市民出資の仕組み

市民風車わんずの建設には約3億8000万円の費用がかかりました。GEAは、このうち約1億8000万円を一般市民からの出資によってまかない、発電した電気の売電収入から出資元本と配当金を返済するという「市民出資」の仕組みを、全国で2番目に採用しました。

市民出資を活用することによって、NPOが寄付・会費よりも大規模な資金を調達することが可能になります。出資者にとっても、事業がうまくいけば自分の財産を社会貢献に役立てながら増やすことができます。

市民出資の仕組み

市民風車を活用した地域づくり

「市民風車わんず」は、風力発電が生み出す利益を地元に還元するため、地元出資者により高率の配当を設定しました(表参照)。その他にも、出資者からの寄付にGEAと鰺ヶ沢町が同額を拠出して町内のまちづくり活動への助成を行う「鰺ヶ沢マッチングファンド」(〜2008年度)、風車見学ツアーや特産品販売など、自然エネルギー導入を地域活性化の起爆剤にすることを目指した事業展開を行っています。

出資枠 配当利率 出資者数 出資額
鰺ヶ沢枠 3% 135人 4000万円
青森県枠 2% 353人 8000万円
全国枠 1.5% 287人 5820万円
合計 775人 1億7820万円

こうした取り組みが評価され、2005年には、総務省の過疎地域自立活性化優良事例表彰において「全国過疎地域自立促進連盟会長賞」を受賞しました。

その他の活動

グリーンエネルギー青森はこのほかにも、自然エネルギーの普及や地域作りに関わる活動を展開しています。今までに取り組んだ/進行中の事業としては、以下のようなものがあります。

  • 環境教育テキスト「みんなでつくった発電所」刊行 (2005年度)
  • 自然エネルギー連続講座の開催 (2007〜2008年度)
  • 鰺ヶ沢町における木質バイオ資源の活用 (環境省・環境と経済の好循環のまちモデル事業。2005〜2007年度)