教育の取り組み
財務・会計コースの新しい風
経営学部には「財務・会計コース」があります。今日はそのコースで最近生まれている「新たな変化」というもの に注目して報告します。
かっては、この「財務・会計コース」は、経営学部には入学したもののコンピュータなどに関心を持てない学生たち(特に、商業高等学校卒業し た学生たち)が主に受講することが多かったようでした。
しかし数年前からそうした状況は徐々に変化し始め、今ではこの「財務・会計コース」には「新たな変化」が生まれています。例えば、「税理士 になりたい」と明確な意志を持って受講する普通高校からの学生たちも目立ち、そして増えたことです。
このため、そうした学生たちへの要望に応えるために資格取得のための支援活動を積極的に行い、課外活動として「学習会」が開催されるまでに なりました。実際にそこに参加する彼ら学生たちに話を聞きますと、高等学校時代に得意だった分野(数学)が大学入学後の日商簿記検定試験の受験 で生かせるので嬉しいなどと、大学生活に新たな意義を見出す学生も珍しくありません。また、彼らが一様に言うことは将来「税理士事務所」など で働き、最終的には税理士になりたいという点です。
この様に明確な目的意識を持つ彼ら学生たちは当然勉学への意欲は高く、普通高校を卒業しながらも、既に大学1・2年の段階で日商簿記検定試 験の2級に合格するほどです(表1参照)。更にこうした学生たちの中には日商簿記検定試験の1級を目指す学生たちも登場していて、今では「財務・ 会計コース」は学生たちの「やる気」で徐々に溢れ始めています。
| 回数 | 実施年度 | 年度別集計 |
|---|---|---|
| 第98-99回 | 平成13年度 | 簿記2級合格者2名 |
| 第100-102回 | 平成14年度 | 簿記2級合格者3名 |
| 第103-105回 | 平成15年度 | 簿記2級合格者1名 |
| 第106-108回 | 平成16年度 | 簿記2級合格者0名 |
| 第109-111回 | 平成17年度 | 簿記2級合格者1名 |
| 第112-114回 | 平成18年度 | 簿記2級合格者6名 |
| 第115-117回 | 平成19年度 | 簿記2級合格者3名 |
経営情報システムコースの新しい風
経営学部では、2年次からコースに分かれて専門の勉強を始めます。コースの一つに経営情報システムコースがあります。 情報システム(簡単に言えばコンピュータ)を 活用して会社の効率化を高め売上や利益を上げることを中心に勉強するコースです。 現代は、コンピュータが主流ですから、重要な勉強です。
しかし、勉強はつらいもので、なかなか継続できません。そこで、このコースでは、国家資格情報処理技術者試験の一分野である 初級システムアドミニストレータ(シスアド )試験合格を目標にしています。もちろん強制ではありません。資格所得を目標とする 学生さんと教員が一緒になって取組めるようにしています。
システムアドミニストレータは、コンピュータ利用者の立場から、企業内で業務の情報化を推進し、情報システムの一部構築と支援 を行う人です。そのため試験内容は、計算問題やコンピュータのハードウエア、ソフトウエアの出題が多く、 理科系が有利な試験です。 また、業務経験者を対象にしているので、理科系の学生にとっても難しい試験です。しかし、将来利用者になるのは文科系=経営学部の 学生なので、彼らが勉強して合格することを社会は期待しています。 だからこそ、このコースでは試験合格を目指すことにしました。
2005年度からチャレンジしています。これまでの2年間で、9名合格しました。文科系の学生がここまで合格するのは非常に稀です。 合格者の70%は社会人で大学生は14%に過ぎないのです。
同じ期間の秋田県での大学生合格者は29名、岩手県は46名で、この数字からしても学生の努力が分かります。今は、19年秋試験に 向けて、 18人の学生と一緒に勉強に取組んでいます。チャレンジする学生も年々増えています。頑張る学生が増えています。
| 本学経営学部 | 秋田県 | 岩手県 | 青森県 | |
|---|---|---|---|---|
| 17年秋期 | 3 | 6 | 17 | 24 |
| 18年春期 | 4 | 6 | 13 | 19 |
| 18年秋期 | 0 | 8 | 8 | 17 |
| 19年春期 | 2 | 9 | 8 | 13 |
| 合計 | 9 | 29 | 46 | 73 |
スポーツビジネスコースの新しい風
『保健・体育』教職課程が認可された。
青森経営学部は、このたび念願の『保健・体育』教職課程が文科省から認可されました。経営学部で学びつつスポーツにも励む学生を始め、 その他多くの青森大学に興味をお持ちいただいた高校生の皆さんからも、これまでに「保健体育の教員になりたいのだが、どうなのだろうか・・・」 という要望・質問を経営学部では沢山いただいてきましたが、そうした要望・質問に経営学部は応えることが出きるようになったのです。
人が社会生活を健康で過ごし人間性の発展を期待する上で欠かせない要素として良く言われること、それはご存知のように、A.「身体の健全な発達」、 さらにはB.「精神の健全な発達」であると言われます。 保健体育の教員になりますと、上記のAとBとを「正常な発育と発達」など、更には「体育運動に対する広い健全な興味と熟練」など、それら各々に関わる教育活動分野で活躍することができる上、 そうした教育活動を通して若人に大きな影響力を発揮することが出きるようになります。 青森大学経営学部で学び、そうした保健体育という教育活動分野で活動の場を見出してみませんか。
経営学科スポーツビジョン
21世紀に入り、スポーツ振興法(昭和36年)に基づき、スポーツ振興基本計画(平成12年9月)が制定されました。その骨子は、
- 生涯スポーツ社会の実現に向けた、地域におけるスポーツ環境の整備
- わが国の国際競技力の総合的な向上策
- 生涯スポーツ及び競技スポーツと学校スポーツとの連携推進方策
です。
上記の我が国の方針を実現すべく、本学経営学科は、具体的に、スポーツに対して、具体的方策は、
- 保健体育教諭(中・高)の免許取得課程の実施(平成20年4月より)
- 日本体育協会公認スポーツ指導者養成講習会の講習・試験免除適応コースの実施
- 共通科目I+IIコースの実施(平成18年4月)
- スポーツリーダーの資格取得
- 専門科目コース(テニス指導員、水泳指導員)の実施(平成20年4月)
その特徴は、
- 青森の自然環境(春夏秋冬の四季のおりなす、海、山、高原)を活かしたスポーツ指導者の育成
- スキー、スケート、海山高原の自然探索授業、自然スポーツ教室
- 伝統ある、経営学科の優秀な教員による、スポーツへのビジネス経営学的観点からのアプローチ
- スポーツ経営学、スポーツマネジメント論、スポーツ政策、メディアスポーツ論、スポーツイベント論
- 初心者から高度競技者にいたる、広範囲の、高い質を備えた、スポーツ指導者の育成。付属山田中学・高校の優れたスポーツマンを対象にした教育実習。優秀な指導者による、革新的な指導方法を、初心者から高度競技者に適用。
- 豊富なスポーツの指導者と、競技者から、フィードバックされた革新的な指導方法の研究
- 卓球、バトミントン、新体操、テニス、野球、サッカー、柔道、剣道、バレー、バスケット
卒業後の就職先は、
- 中学・高校の保健体育教員
- 中学・高校のスポーツクラブのコーチ
- 民間スポーツクラブ・公共スポーツ施設のフロントマネジャー・インストラクター・スポーツコーチ
- スポーツメーカーの販売促進、営業企画
- スポーツ・エージェント(選手の契約・プロモーション)
- 市町村の健康スポーツ振興部門の職員
- 企業の健康厚生施設の担当者
