百折不撓     ~先輩の就活~

百折不撓     ~先輩の就活~

現役で愛知県公立中学校の教員試験に見事合格  

 社会学科4年大岩達也君は、新体操部のキャプテンを務めながら愛知県の公立中学校の採用試験に現役で今年度(平成29年度)見事に合格。ここ最近においては現役で教員試験(保健体育)に合格することはなかなか至難の業となっている。ただでさえ難しいところに、新体操部では全日本学生新体操選手権大会の団体で16連覇を達成しており、その中でキャプテンを務めながら、現役で教員採用試験に合格するという快挙を果たした。     

 もともとは愛知県の武豊町の出身で、中学1年から新体操を始め、縁があって青森山田高校という環境の違う北国へやってきた。「高校2年ごろから、いつしか先生になりたいという夢が芽生えてきた」という事もあり、大学も同じ系列の青森大学へ進学し、新体操を続けた。

 本人曰く、3年時にキャプテンに任命されたが、新体操の能力面では他の部員に比べて劣っていると自負している部分もあり、非常にやりにくい部分もあった。しかし、この弱点を克服すべく、後輩への技術指導や生活面(大学・寮生活)で乱れが見え始める前に指摘したり、時には怒ったりとキャプテンとしてやるべきことは意識して行動していた。結果として、チーム全体の管理を中田監督(総合経営学部 教授)ひとりだけでは目の届かない部分をキャプテンとして裏から支えていたとも言えよう。

 練習は授業が終わってから、毎日休むことなく行われる。大会間近であれば、3時間を超える緊張感の張り詰めた厳しい練習が続く。その後、勉強の場として最寄りのファミレスへ直行し、午後9時以降から日付が変わるまで過去問題や保健体育の専門の勉強に加えて、インターネットで見つけた教員採用試験の問題をこなしていた。これはある時、寮に帰ってから勉強しようとしても、すぐに寝転んで何気なくスマホを見て無駄な時間を過ごしていることに気付き、自ら環境を変えて勉強に打ち込めるようにと取った対策である。

 

 

 

 

 

 

 

 

~ 後輩へのメッセージ ~

 「スポーツに逃げ込まないで、勉強もしっかりとやって欲しい」  大岩 達也

 青森大学の体育会系クラブで活動している学生は、スポーツに重点を置き過ぎ、それに向けての結果を出すことに四苦八苦しているように見えます。言い方を変えれば、スポーツに逃げ込んでいると言えます。しかし、社会人になるために学生時代のうちに本当にやらなければならないことは、部活動だけではなく、授業での勉強をしっかりやったり、社会人として挨拶などの礼儀作法を身に付けていく努力をしたりすることだと自分は考えています。

 4月から中学校で教鞭をとることになりますが、生徒から目標とされ、憧れの存在となる教師を目指します。最近は、言葉で伝えてもなかなか生徒に響かないことが多いので、模範となる行動を自ら示し、家庭で習得することが難しいマナーや常識を授業や部活動から学んでもらえればと思っています。     

                                 構成:佐藤 豊(社会学部 学科長)