出張講義

薬学部

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コース別案内

医療薬学分野

生命薬学分野

基礎薬学分野

医療薬学分野

 

三浦 裕也 学部長/教授

先発品と後発品の上手な使い分けについて

政府方針による医療費抑制の観点から、同じ効き目の医薬品で後発品がある場合には価格が安い後発品の使用が推奨されています。政府は、平成30年3月末の目標として数量ベースで後発品シェアを60%以上にすることを掲げています(平成25年9月時点で46.9%)。後発品を選択する理由として価格面だけが重視されますが、それで良いのでしょうか? 後発品のメリット・デメリットを薬剤学的視点で考え、後発品か否か選択する場合にはどうしたらよいかお話ししたいと思います。

献血から血漿分画製剤が作られます(輸血だけはありません)

善意の献血をされる多くの方は採血された血液が輸血にのみ使われていると思っているかもしれませんが、実際はそれだけではありません。血液は採取後、遠心分離して様々な成分に分けられ、そのうち血漿の一部は原料血漿として分画メーカーにおくられてアルブミンやグロブリン他、血友病患者さんにとって重要となる凝固因子製剤などの血漿分画製剤になります。これらの血漿分画製剤について製造から使用されるまでをわかり易くお話ししたいと思います。

大上 哲也 教授

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いきいき脳健康教室(無料出張します)

最近、物忘れがきになる」、「人の名前が思い出せない」、「昔のことはよく覚えているが」。。。。このようなことが気なる方々を対象に、「いきいき脳健康教室」の出前を行います。この教室は、どなたでも無料で参加していただけます。いつまでも「いきいきした脳」であり続けられる事を目指し、高齢者施設や病院等で導入されている「認知機能バランサーR」などを用いた「脳活性化トレーニング」を参加者の皆さんと一緒に楽しく、脳を動かしていきます。申し込みをお待ちしております。

認知症と治療薬

認知症の人は約439万人に上り、さらに、認知症と正常の中間状態にあたる認知症予備群の人(軽度認知障害:MCI)についても約380万人と推計され、65歳以上の「4人に1人」が”認知症”とその”予備軍”となり、早急な対策を迫られています(2012年、厚生労働省)。認知症の原因疾患のなかで最も多い「アルツハイマー病」を中心にやさしく解説します。いったいアルツハイマー病の脳には何が起こっているのか?正常な脳とアルツハイマー病の脳の違いは?アルツハイマー病の治療薬については、現在日本で使用されている薬剤のみならず、海外含め開発中の治療薬候補についても触れます。また、認知症になっても安心して暮らせる町づくりを目指して、当研究室が取り組みをはじめた「いきいき脳健康教室」についてもわかりやすく概説いたします。

認知症サポーター養成講座(オレンジリング)

厚生労働省は、認知症になっても安心して暮らせる町づくりを目指して、「認知症サポーター養成講座」という事業を展開し、「認知症サポーター」を全国規模で養成しています。当研究室も自治体(県、市町村等)と協働で、「認知症サポーター養成講座」を皆さまの地域に出向いて開催いたします。ひとりでも多くの方が、「認知症サポーター」として誕生していただき、「青森」が今以上に認知症の方や御家族にとってやさしい地域となるよう願って講師役を務めさせて頂きます。

(1)「認知症サポーター」とは:

・「認知症サポーター養成講座」を受講した方を「認知症サポーター」と称します。

・認知症サポーターは、認知症について正しい知識をもち、認知症の人や御家族を応援し、だれもが暮らしやすい地域をつくっていくボランティアです。

・講座終了時、ボランティアのシンボルグッズである「オレンジリング」が授与されます(無料)

(2)受講資格:

・特にありません。(小学生以上)

(3)「認知症サポーター」になったら (サポーターの役割):

・認知症サポーターになったからといって、何かを特別にやって頂くことは、ありません。認知症を正しく理解して頂き、認知症の人や御家族を温かくそっと見守る応援者になっていただくことを期待しています。

(4)全国で、認知症サポーターは、約499万人が誕生しています(平成26年3月末時点)。小・中・高等学校の児童・生徒から、一般の地域住民の方、銀行やスーパーマーケットの従業員、警察官等様々な方がサポーターになっておられます。

岡島 史和 教授

 薬はどうして効くの〜タバコ成分ニコチンにまつわる話

薬は抗菌薬のように細菌や異物を排除する場合、元々身体の中にあるものを補充する場合、植物成分のように元々身体にないものも使用されています。また、薬は使いようによっては毒にもなります。どうして、元々身体にないものが薬として機能するのでしょうか?タバコ成分のニコチンを例にして、がん、アルツハイマー病治療薬、サリンからハチの失踪などニコチンにまつわる話をしたいと思います。(一般市民対照)

水素イオン(pH)を感知する受容体の役割

生体の細胞外の水素イオン濃度、即ち、pHは7.4付近に厳密にコントロールされています。しかし、ぜん息などの炎症性疾患、脳梗塞などの虚血性疾患、腫瘍などの局所ではpHは6.0以下に低下します。このような酸性状態は病態に何らかの作用を発揮していると考えられてきましたが、その実態は不明でした。私達は細胞外pHを感知する受容体ノックアウトマウスなどを用いてその機能を解析しています。本講演では私達の解析結果を中心にpH感知性受容体の役割についてお話します。(研究に関心のある市民、学生、研究者対象)

金光 兵衛 准教授

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タンパク質の異常と病気

タンパク質は、20種類のアミノ酸の組み合わせで構成されている高分子です。私達の身体の構成成分であるばかりでなく、解毒作用など身体を守る働きや身体機能を維持する働きをもっています。しかし、このようなタンパク質が原因でおこる病気があります。ここでは、アルツハイマー病を中心に、生体内のタンパク質の機能がおかしくなることよっておこる病気について解説します。

生命薬学分野

水野 憲一 教授/学科長

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医薬品の効く仕組み

からだを構成する細胞の中では、いろいろな化学反応が起こっていて、健康な状態を維持しています。この調節がうまくいかなくなると体調が悪くなります。薬 は不足しているものを補ったり、過剰になっているものを抑えることにより調節をコントロールし、正常な状態に戻してくれます。細胞でおこる化学反応と薬との関係について、解説します。

清川 繁人 教授

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健康を保つ植物ポリフェノール

植物ポリフェノールは植物色素の主な成分で、花や果実の色、紅葉にいたるまで広く分布しています。近年、植物ポリフェノールの健康維持効果が注目され、さまざまな健康食品に利用されるようになりました。そこで植物ポリフェノールの種類や働き、用途について身近な食材を例に解説します。

遺伝子組み換え食品の安全性について

遺伝子組み換え農作物がわが国の食品として利用され始めてから、十年以上の月日が経過しました。この間、表示義務化などの措置が講じられ、購入に関しては消費者の選択の自由が与えられました。しかし、最近ではTPPに関わる問題のひとつとして再び注目されつつあります。講義では遺伝子組換え食品が本当に危険ではないのかについて、わかりやすく解説します。

未来を創るDNA技術

細胞に含まれるDNAには、形や性質を決定する遺伝情報が記録されています。この情報を解読することにより、病気の診断や親子鑑定、犯罪捜査などの手法が発展し、幅広い分野で隠された真実が解き明かされるようになりました。また、遺伝子技術を応用して難病の治療や新しい性質を持った生物の創造まで可能になりました。この講義では、未来に向けたDNA技術の進歩と人間生活の関わりについてお話します。

上家 勝芳 准教授

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遺伝子とタンパク質 ─分子生物学入門─

今や生命の設計図であるゲノムが解読され、生命現象を担うタンパク質が詳細に解析される時代です。その結果、遺伝情報を基にして個人個人にあった医療を行える時代が近づきつつあります。そこで、がんなどの病気に関する遺伝子とタンパク質について解説します。

永倉 透記 准教授

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痛みについて知ろう

痛みに悩むことがヒトは一生のうちに必ずあります。本来痛みは身体を守るために必要な感覚ですが、強い痛みや長期間続く痛みは日常の生活をつらくします。本人しか痛みのつらさはわからないため、他人から理解されない悩みが痛みをより大きくします。本講義では、1)痛みを起こす機序(原因)が様々であること、2)和らげるためには機序に合う治療を選ぶ必要があることをお話します。痛みを理解すれば、自身が痛みに遭遇した時、あるいは他人が痛みに苦しんでいる時により良く対処出来ると思います。

基礎薬学分野

長内 有 教授

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コンピュータにおける情報の表現と演算の仕組み

コンピュータにおいては、情報はすべて2元的状態、換言すれば2進数で表現されます。このことにより、演算がいかに単純化され機械的に実現されるかを平易に解説します。

佐藤 芳久 教授

後続抗体医薬品(バイオシミラー)の先発品との同等性・同質性について考える

先発抗体医薬品と同等とされている後続抗体医薬品については、依然として製造工程等に特許が残っているものがあり、先発品と同様の製造工程で製造することが不可能のものがある。また、初期治験データ等が少ない中で、はたしてその同等性・同質性を考えた場合、何を判断の参考とすべきなのか考えます。

医療安全の基本的考え方と現状からの脱却について

昨今、医療ミスが報道されることを目にする機会が多くなった。以前はさほど目にすることはあまりなかったが、なぜ多くなりつつあるのか。以前と比較し、医療の最前線では何が変わりつつあるのか。医療現場では、実際の事例・ヒヤリハット事例等を参考とし対策を講じているが、なぜ実効性が思った以上に上がらないのかを考えます。

中田 和一 教授

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暮らしのなかの電磁波

TVにラジオ、携帯電話や電子レンジにいたるまで、電波(電磁波)の存在しない私達の暮らしは考えられません。では電波とはいったい何でしょうか?身近に溢れる電波の性質や利用法、最近心配される生体への影響などについて解説します。

鈴木 克彦 教授

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身近な糖に関する話題

生活のなかでよく見かける「糖」ですが、さまざまな種類があります。健康と関係がありそうな「糖」について考えてみたいと思います。

大越 絵実加 准教授

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医薬品以外の薬学分野-機能性食品:天然物由来の肥満改善素材-

薬学という分野は医薬品だけではありません。特定保健用食品という厚生労働省の規格をご存知ですか?体重減少目的の無理な食事制限は必ずしも”美しさ”にはつながりません。適度な運動、効果的な食事、質の良い睡眠を確保し、均整の取れた身体をセルフプロモーションする。そんな時代を後押しするような天然物由来機能性食品の知識を薬学分野からのぞいてみませんか。

中北 敏賀 助教

鏡像異性体について

我々の生活には医薬品を含む、多くの有機化合物が存在しています。その有機化合物の中には、右手と左手のような関係、つまり鏡に映したときは重なりますが、実際には重なり合わない化合物が存在します。このような化合物を鏡像異性体と呼んでいます。この鏡像異性体は生体に対してそれぞれ異なった影響を与えることがあります。そこで身近に知られている鏡像異性体を紹介しながら、これらについて解説していきたいと思います。